封印された登記2

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前回の続き。

清算人選任の申立てなんてやったことがない。資料もないので、インターネットで申立書の見本を探した。

出てくるものは、破産財団放棄物件処理に関する清算人の選任とかいう意味不明なものばかりだった。

焦るんじゃない、俺は根抵当権を抹消したいだけなんだ。

私は意味不明な申立書を適当に改造して、市内の地方裁判所に提出した。

市内の地方裁判所から電話がかかってきた。倒産した金融機関の管轄が札幌の地方裁判所だから、そっちでやれという。

根抵当権が設定されている不動産所在地(市内)の地方裁判所で手続きできるはずではなかったか。

私は申立てを取り下げた。事件番号は第1号だった。(商事非訟事件

添付書類の登記事項証明書等は返してもらえなかった。返せよ。

私は申立書を札幌の地方裁判所に送付した。

札幌の地方裁判所から電話がかかってきた。清算人選任の申立ては予納金(清算人の報酬)が高額になる。市内の裁判所で特別代理人選任の申立てをして、特別代理人を相手に裁判しろという。

たらい回しにされている。

私を誰だと思っているのだろうか。

続く。

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