恥の多い生涯を送ってきました。
一般社団法人の設立登記の仕事を任されたことがある。
依頼者は中学校の同級生だった。
地元で働いていると、こういうことがあるのだ。
法人の活動内容や機関設定を聞き取って、それを基に定款をつくるのが主な仕事だった。
設立登記の申請をすると、法務局から電話がかかってきた。
そして言うんだ。定款の認証はしていますかと。
定款の認証はしていなかった。
何を言っているのかわからないと思うが、ぼくも何を言われているのかわからなかった。
依頼者に連絡をした。
私「設立の登記ができませんでした」
客「どうしてできないんですか」
私「定款の認証をしていませんでした」
客「どうしてしていないんですか」
私「しなくていいと思ってました」
先日、その法人が地元のイベントで花火を打ち上げた。
法人の目的「花火大会の企画、運営」。
ぼくが登記した。
1か月遅れて。