スマホをなくした話

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前回の続き。

急いでラーメン屋に戻ったが、もう閉まっていた。入口を叩いて人を呼んだが、誰も出なかった。

ラーメン屋のマスターが、ぼくのスマホを持ち帰って、電話がかかってくるのを待っているかもしれない。ぼくは公衆電話を探した。

スマートフォンが普及した現代でも、一定の距離で公衆電話を設置することが法律で決まっていると聞いたことがある。しかし、公衆電話は全然見つからなかったので、ウソかもしれない。

元長崎屋だった大型スーパーに入った。正面エントランスで電話を見つけた。壁にタクシー会社の電話番号が貼ってあった。

自分のスマホに電話をかけた。電話がなったが、誰も出なかった。しばらく車で待機して、もう一度かけたが、誰も出なかった。

あしたの朝、ラーメン屋さんに取りに行こう。日曜日も営業していたと思う。

車を30分ほど飛ばして、登別(のぼりべつ)に向かった。24時間営業のスーパーに車を停めた。

酒とつまみを買って、車中泊をした。スマホで映画を観るつもりだったが、スマホがないので、車のラジオをかけた。福山雅治が54歳になったらしい。

車なんかで寝れるのかと思うかもしれないが、まくらがあるので快適に寝れた。まくらはふとん屋さんをやっているお客さんからいただいた。

話は変わるのだが、最近ぼくは、YouTubeでおっさんの日常系の動画ばかりながめている。うだつの上がらない同年代のおっさんが、ひとりでブツブツと自虐的な自分語りをしながら、ひとりで車中泊をしたり、鍋をつついたり、酒をのんだりしている。

私は司法書士をやめて、YouTuberになりたい。

この大空に、翼を広げ、飛んでいきたい。

続く。

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